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環境レポート2009

ろうきん森の学校 5周年記念シンポジウム2009年12月9日

労働金庫会館9F大会議室

清里フォーラムでお声掛けを頂きこのシンポジウムに参加させて頂きました。ろうきんは50周年を記念し豊かな森の再生、環境問題に取り組む人材育成を柱とした「ろうきん森の学校」として活動を始めてから今年で5周年を迎えるとのことでした。パネルディスカッションが大変興味深い内容で聴き入ってしまいました。

(私自身が様々なフォーラムに参加させて頂いた中で、おそらくこのパネルディスカッションが一番面白かったと思います。)IIHOEの川北さん独自の楽しい話法と納得させられるデータ、そして東京農工大学福井さんの各地を実際に回られている貴重なお話、自然学校の先駆者であるホールアースの広瀬さんならではの経験談、その三名のお話を環境そして経済とバランスよくこのディスカッションをおまとめになったろうきん理事長の岡田さんがパネリストということで、大変興味深いという理由がお分かり頂けると思います。

高齢者を支える人数が少子化の為年々減っていくというデータや、食糧自給率の低下でこれから起こりうるであろう食糧困難への道、またCSRと社会貢献はイコールではないなど、どれも印象に残るテーマが飛び交っていました。最後に岡田理事長は「景気がいい時はやる、景気が悪いとやめるでは困る」よって10年分のファンドをしっかりと組まれたという見解に活動の場に対しての愛情を私はとても感じました。

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日本環境フォーラム 清里ミーティング20092009年11月14日~15日

財団法人キープ協会清泉寮

今年は4名で参加して参りました。グリーンウェーブとしてはご寄付を頂く際にお配りしている、『紙で出来たお箸』についてのプレゼンテーションの場を設けて頂き、沢山の方々にご興味を持って頂けた様でした。日本で開催されるCOP10に伴い、今回の清里ミーティングのテーマは生物多様性について沢山のお話を聴くことが出来ました。

生物多様性という言葉の定着がまだまだ甘い中で様々な分野の方が、COP10に絡ませ皆へしっかりとその大切さを伝えていけるようにとの意識が大変伺えました。中でも、日本野鳥の会の安西先生のお話は、専門分野である鳥からの生物多様性をお話され普段身近にいる鳥たちから学ぶことが出来ました。

また中野民夫先生のワークショップに参加させて頂き、一人一人が人間以外の生物になりきり、日々崩れていく自然について、芝の上に座り互いに語り合うといった、まるで小さい頃にお遊戯会で演じた、そんな授業を通じ生物多様性を学びました。

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石川県能登「里山保全活動調印式」2009年11月7日

能登半島里山里海自然学校
※能登里山保全活動のページでご案内します

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海の森植樹イベント2009年09月20日

海の森植樹イベント

秋の海の森植樹イベントに今年は植樹リーダーとして参加させて頂きました。
前日、前々日と台風の影響で優れなかったのですが、この日は夏のような青空が広がり再び暑さを感じさせる一日でした。そんな中ボランティアのみなさんのおかげで、4ヘクタールの植樹が無事に終えられたそうです。この植樹イベントに来ていただいたみなさん一人一人が一本でも多くの苗木を植えたい!そんな姿に私自身励まされた気がします。

また、この日みなと祭りに引き続きブースを出させて頂きました。3年後に海の森へ植樹する苗木を展示し、植樹に来ていただいたみなさんにご興味を持って頂けたようです。

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海の森下草刈りボランティア2009年08月29日

海の森公園予定地

海の森下草刈りボランティア(8/29)最高気温32.3℃と、朝からとても暑い日でした。
この日初めて下草刈りを体験しました。下草刈りとは植栽した苗木の周りに生える草を刈り取ること、植栽した樹木に栄養が十分にいくように行う、森が健やかに育っていく為に欠かせない作業です。(また余談ですが、この植えた苗木たちが木々へと生長していくと、今度は間伐という作業を行う必要があります。これはまた次回お話します。)

実際に下草刈りが必要なエリア<風の森>に足を踏み込んでみると、私の身長(157cm)と同じ位、もしくはそれ以上の草が茂っていました!またその草に負けずと植樹した苗木もすくすくと生長していました。ここ海の森では葛のツルが辺りに沢山はびこっていました。今回この下草刈りでは鎌を用いての作業でした。道具として使用するのに少々恐いイメージでしたが、正しく使い方を知れば手でひっぱり抜くよりも断然、効率良く作業が出来る優れ物でした。

最後は使った鎌を研ぎ、保管方法なども学びました。私自身、この下草刈りを体験して思ったことは、植えた後の管理がとても大変だということを改めて感じました。植える作業よりも、森への手入れは大変なことかもしれません。今後この海の森を管理していく上で大きな課題となることと思いました。

2009年08月29日2009年08月29日

2009年08月29日2009年08月29日

2009年08月29日2009年08月29日

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海の森苗木作りボランティア交流会2009年08月06日

都庁第二庁舎10F

現在グリーンウェーブでは東京都港湾局主催の「海の森」苗木作りボランティアとして参加し約9か月が経ちました。一部のボランティアの皆さんとはお会いする機会が何度かありましたが、全体でお会いする機会は今回この交流会が初めてでした。樹木・環境ネットワーク協会の方々におまとめ頂き、この苗木作りを通じたそれぞれの想いや技術的な質問、また困っていることなどを発表し合い、意識や知識を分かち合えるとても貴重な時間を過ごすことが出来ました。

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RICHOパテントソリューションフェアー2009年06月18日

東京国際フォーラム

今年もRICHOさんよりご招待を頂き、二日間に亘り東京国際フォーラムにて行われた展示会に行ってきました。昨年に比べ一段と環境のブースが広くなり、沢山の方々で賑わっていました。

RICHOさんの環境活動についての素晴らしさは、前回のレポートでもお伝えしましたが、社員一人一人の環境意識が本当に高いと感心いたします。環境配慮された商品をお客様にご紹介する際、エコという言葉は知っていても、実際どういう所が環境にいいのか漠然としてしまっている方が、環境ブースで質問されていた際細やかにご説明をしていたようでした。社員の方に元々知識があったのか、お訊ねしたところ会社の取り組みから環境について興味が出たという方が多いようでした。きっとこのような背景があるからこそ、身近な環境問題に対し誠実に向き合ってゆけるのではと思いました。

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「開港150周年の森」植樹祭2009年06月11日

横浜市金沢区「旧小柴貯油施設内」

横浜市は今年、横浜開港150周年の節目の年として市内では様々なイベントを開催しています。今回参加してきた植樹祭もその一つです。
グリーンウェーブは150万本植樹行動の趣旨に賛同していることから、横浜市環境創造局よりご案内を頂きました。この日は朝から雨が降り暗い天気でしたが、会場には元気いっぱいの地元小学生が沢山参加してくれたおかげで、明るい雰囲気の中式典を行うことが出来ました。

あの、「日本一木を植えた男」と言われている宮脇先生もご出席され、植樹の仕方を教えて頂きました。「植樹の時雨は止みます!」と宮脇先生がおっしゃっていましたが、本当に止んだので私たちスタッフはもちろんのこと、会場に来た方も驚いていました。
植樹した苗木がいつの日か豊かな森になることを願っています。

シーサイドライン幸浦駅から徒歩15分
シーサイドライン幸浦駅から徒歩15分

式典中は雨が降り続き
式典中は雨が降り続き

宮脇昭先生
宮脇昭先生

これから植える苗木たち
これから植える苗木たち

樹種はシイ、カシ、タブを混ぜて
樹種はシイ、カシ、タブを混ぜて

苗木ポットの1,5倍の穴を掘ります
苗木ポットの1,5倍の穴を掘ります

粘土質のような土壌で少し硬かった
粘土質のような土壌で少し硬かった

班に分かれて植樹作業開始
班に分かれて植樹作業開始

なかなか深く掘れず…
なかなか深く掘れず…

1番目の植樹完成
1番目の植樹完成

グリーンウェーブとして8本植えました
グリーンウェーブとして8本植えました

お土産にミズナラで出来た花瓶をいただきました
お土産にミズナラで出来た花瓶をいただきました

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第62回東京みなと祭2009年05月16日~17日

晴海埠頭

海の森苗木作りボランティアとして、この度「第62回みなと祭」に参加させて頂きました。
土曜日曜と二日間に渡ったイベントで、パレードや海王丸船内の一般公開、またブースでは東京税関や警視庁など普段ゆっくりとお話を聴くことが出来ない貴重な情報や、なかなか見ることの出来ない展示品など、沢山の方が集まり会場は賑わっていました。

グリーンウェーブは、このイベントで海の森プロジェクトを沢山の人に知ってもらう為育てている苗木をご紹介しながら、PR活動をさせて頂きました。海の森があまり知られていない現状と、沢山の方が環境に関心があることをこのイベントを通じて感じました。お話を聴いてくださった皆様、募金にご協力を頂いた皆様、そして小さな苗にやさしいお言葉をかけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
是非お配りした、「パピルスティック」をお箸袋に入れてご活用して頂けると嬉しいです。

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岡田康彦氏特別勉強会2009年03月11日

株式会社環境経営総合研究所

「環境人材育成」としての講義を元環境事務次官の岡田氏から直接ご指導頂ける大変貴重なお時間に私も参加をさせて頂きました。

この講義での岡田氏のお話は気づかされることが多々あり、また一段深く学ぶことが出来ました。岡田氏は「環境」という分野は間口がとても広いが、行き着くと必ずどこかで繋がっている。と、講義が始められる前にこのお話がありました。環境の入り口は本当に様々だと思います。

例えばゴミ、温暖化、化学物質、オゾン層、生物多様性…等々挙げればきりがないですが、全て、主体は「地球」です。けれど、なかなか地球そのものをしっかりと理解し環境について取り組んでいる人が恥ずかしながら私を含め、少ない様な気がします。岡田氏は「地球の始まりを学ばないとこの問題(環境問題)は理解出来ない」と講義の中でお話されていました。

例えば、今や私達の生活に欠かせないエネルギー資源である化石燃料の元は、何十億年もの歳月を経て生成されたその事実の、大元を知ることによってかけがえのない資源であるという意識を再確認出来ると思います。現代の人々は何不自由なく生活が出来る故に、全てにおいて消費型の生活スタイルだと思います。よってその例を先程述べた化石燃料で挙げるとすれば、常にあるもの、なくならないものという固定観念を自然に持ち何気なく生活してしまっているのではないかと思います。

『元』を知るという事は、環境問題の起こっている土台を知るということだと私は思います。きっと今よりももっと理解出来ることに繋がってゆくと思います。環境問題を学ぶ上で、地球の歴史―地球史―を知ることの大切さを知る第一歩だったと思います。

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第7回森づくりプランナー講座2009年02月26日

この日の講座はこれまで様々な森に関するお話(世界の森林・生物多様性・企業の環境活動事例などなど)を学んだおさらいを踏まえ、次回行われるカーボンオフセットにまつわる予習の内容でした。水谷さんのご説明はとても分かりやすく、難しい仕組みに入りやすいと思います。

その中で「オフセット・クレジット(J-VER)制度」のお話がありました。これは、環境に対する意識が高まり、カーボンオフセットの考え方に注目が集まってきている中、民間ベースで独自の排出枠を生み出す動きもあり、その信頼性を懸念する声から2008年11月より環境省により決まり事等を定め、排出枠の品質を確保し、不正なく市場を流通するなど、オフセットの信頼性向上を目指すこととされています。植林CDMの実現が難しくなかなか進まない状況の中、このJ-VERが今後どのように森林関連で動きを見せてゆくのか期待が高まっています。

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『森の活用』見本市in 富士山2009年02月17日

環境省田貫湖ふれあい自然塾及び周辺

NPO法人として25年もの歴史を持ち環境教育を主に活躍されている、ホールアース自然学校で『森の活用』について一日学んできました。
普段私は東京という町の中で環境と向き合っているのですが、こうして実際に自然と向き合える場所へ行き学ぶことこそ、とても大切だとういうことを深く思い知らされた時間でもありました。6年前の富士登山ぶりに静岡を訪れ、悠々たる 変わらない富士山の姿をまた間近で見る事が出来ました。

今回この研修で、とてもすばらしい里山の例を目にすることが出来ました。
その里山とは青木平という場所です。手作業でゴミを拾い、雑草をむしり、間伐・枝打ちをした結果、人も動物も喜んで入る森になったそうです。そうなるまでに9年という歳月がかかったそうです。実際に足を運び入れると、そこには木漏れ日を浴びている下草、活き活きとしている樹々が広がっていました。里山についてはこのページでも少しお話していますが、理想的な里山の例をこの青木平で見ることが出来ました。

また視察以外にも白糸財産区で行われている林業のお話や、ノルディックウォーキング(自然の中でノルディックスキーのスティックを使い歩く)を体験したり、森林環境プログラムで枝打ちした材で鉛筆を作ったりと、盛りだくさんの内容でした。

白く雪が積もった富士山
白く雪が積もった富士山が向こう側に見えます。

森林整備が行き届いている青木平の森
森林整備が行き届いている青木平の森。ゴミ山だったとは想像がつきません。

間伐材を利用して建てられた手作りの山小屋
間伐材を利用して建てられた手作りの山小屋。

間伐された杉檜
白糸出張所、渡辺所長のお話を皆真剣に聴いています。

白糸の森林整備中の様子
白糸の森林整備中の様子。だいぶ間引きされてきている林内です。

白糸出張所
間伐された杉檜。立派な木材です。

森林環境プログラムのワンシーン
森林環境プログラムのワンシーン。手巻きドリルで穴を開けています。

出来上がった世界にひとつだけのオリジナルの鉛筆
出来上がった世界にひとつだけのオリジナルの鉛筆。

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CDM植林事業人材育成研修(中級コース)2009年01月28日~30日

林友ビル会議室

昨年行われた初級コースに引き続き、復習と更なる知識を深める為、3日間の中級コースに参加しました。初級でご一緒だった方々にまたこの研修でお会い出来貴重な情報を頂けたりもしました。

今回の研修では、実際にPDD(Project Design Document=CDM植林をする際、そのプロジェクトに対して必要になる書類)をグループで作成することを主に学ぶことが出来ました。PDDはとても遠い存在として懸念していましたが、この研修を通じ学べたことで少し近くに感じることが出来たのではないかと思いました。

現在、CDM植林として国連に申請しているプロジェクトは増えてはきているものの、実際に認可されたプロジェクトは、たったの1件という厳しい現実です。CDMで植林プロジェクトが活性化することを願うと共に、今後の動向に注目です。

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国際緑化推進センター COP14報告会2009年01月20日

国立オリンピック記念青少年総合センター

日本政府代表団の一員としてCOP14及びCMP4に参加された赤堀聡之氏,渡辺達也氏により報告が聴けた貴重な時間でした。私自身、報告会で初めて聴く用語が沢山あり、新たにCDM、REDDについて学ぶことが出来たと思います。COP14終了後、マスコミでは「進展はあったのか?」などの意見が飛び交っていましたが、今年コペンハーゲンで開催される、COP15で決めるとのことでした。今後どの様に決まってゆくのか、現在の状況では予測出来ない状態だと思いました。

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第6回森づくりプランナー講座2009年01月15日

港区立エコプラザ

年が明けてからの森づくりプランナー講座。この日は、企業が行う環境活動の例としてヤシノミ洗剤で有名な「サラヤ」さんによる講義でした。「パーム油は環境に悪いんだ!=使ってはいけない、買っては行けない」そんな言葉をどこかで耳にしたことはありませんか。

正直私も「本当のところ、どうなのだろう…、パーム油は自然のもので害にならない、でもそのパーム油を作っている背景を知った時、森だった場所を壊し、単一種のプランテーションを植え、動物たちが行き場を無くして生きている…使えば使う程、環境破壊に繋がっているのでは…」確かに、両者とも間違ってはいないでしょう。しかし、パーム油は一体何に一番使われていて、日本人はどの位の消費量なのか私はお話を聞くまで知りませんでした。パーム油は洗剤よりも食用にほとんど使われていて、(85%食用15%非食用)また日本人年間一人当り4.2kgを消費しているという事実でした。「使えば使う程」ではなく、「なくてはならないもの」だったのです。そのことを知った今、何を思うのか…。

私はその事実を認めた上で、傷つけた環境を一歩一歩修復しようと動いている、サラヤさんの活動は本当にすばらしいことだと思いました。環境問題に向き合っていると真剣な故、一辺倒な思考になりがちです。しかし、この思考こそが誤った価値観へと導いてしまうので、柔軟な視野を持ち耳を傾けなければならないということを改めて思えた日でもありました。

サラヤさんの環境活動の詳細はこちら

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社団法人海外産業植林センター 「地球環境保全と海外植林」2009年01月14日

東京大学農学部弥生講堂

東大の弥生講堂で行われた講演会は、王子製紙・トヨタ自動車・林野庁から3名の方々がお越しになり、現場のお話を直接聴ける貴重な時間でした。中でも、企業が行う産業植林、環境植林の事例を比較出来たり、林野庁としてのCDM植林及びREDDに対する説明を聴くことが出来、今の知識をより深めることが出来たと思います。
世界経済が脅かされる今日、環境対策の動向はどうなってゆくのか…。
昨年より話題になっているREDDの動きがこの情勢の中どうなってゆくのか気になるところです。