種まき2008年11月30日
晴天の中、採取してきた種をまきました。
まず、苗床として5つのトレーを用意しました。下層にはゴロ土(赤玉土の中~大粒を使用)を敷き中層には基本用土として赤玉土7、腐葉土3の割合で混ぜた土を敷き詰めました。その上に種をばら蒔きし、種が見えなくなる程度に基本用土を上層に覆いました。最後に底から水が流れるまで潅水をしました。今後は芽が出てきたものから、順々にポットへと鉢上げをしていきたいと思っています。
ボランティア説明会2008年11月18日
平成20年度の団体ボランティアは16団体の方々が参加されるということで、多種多様なご活躍をされているメンバーが集まり、初の顔合わせとなった日でもありました。この日は先日採取してきた種の保管の仕方から、蒔き方、今後の予定などをお話頂きました。また、それぞれの育苗数の発表もありました。グリーンウェーブの育苗目標数は
『ウバメガシ』30、『ヒメユズリハ』50、『アキニレ』20
計100本となっています。
これから三年間、責任を持って育てていきたいと思います。
<種まきまでの下ごしらえ>
『ウバメガシ』
採取したどんぐりはすぐに水漬けし2~3日間様子を見る。その時に浮いたもの、また、沈んだどんぐりで、割れたものや色の悪いものは除く。根付けするまで期間があく場合は、保湿しながら、冷蔵庫で保管する。
『ヒメユズリハ』
黒紫色の果実の果肉を水の中で全て取り覗き種にする。この時、発芽率を良くする為、出来る限り果肉をよく取り除く。乾燥しないよう袋に入れて冷蔵庫で保管する。
『アキニレ』
採取後、自然乾燥させて、低温で貯蔵する。
種子採取会/どんぐり拾い2008年11月15日
青空が広がる中、お台場自由の女神像の場所からスタートした種子採取会。数々の団体ボンランティアの皆さんと一緒に、お台場海浜公園と潮風公園にて特別許可を頂き苗木づくりで必要な種を拾いにいきました。普段お台場を訪れる際見過ごしてしまいがちな植物を思う存分観察する事が出来ました。また幼い頃のように夢中でどんぐりを拾い集めました。この日全部で3種類の種を採取しました。
『ウバメガシ』
ブナ科コナラ属の常緑広葉樹
種:長さ2cm前後の楕円形、お馴染みのどんぐり
『ヒメユズリハ』
ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木
種:黒紫色の果実、ブルーベリーの実によく似ているが、香り、風味は全く異なる。
自然界では鳥が実を食べ糞で出し、植生する仕組み。
『アキニレ』
ニレ科ニレ属の落葉高木
翼果(よくか)と言われる、翼状に発達した果実が種になっている。
葉と並行に色づき、枯れ葉のように見える。風によって落葉と同時に散布される。
植樹イベント2008年11月8日
この日、『海の森』へ初めて足を踏み入れました。東京テレポート駅から専用バスに揺られ、到着した先に広がる景色は海に囲まれた島でした。これからここが森になってゆくのだという期待と楽しみな気持ちは一層増しました。当日は朝から小雨が降る中の植樹でしたが、沢山の人々が意欲的に参加している光景を目にしました。
私たちグリーンウェーブが行った植樹場所は斜面ということもあり、少々苦戦しながらの作業でしたが、とても楽しくヤマモモ、タブノキの苗を植えさせて頂きました。これからの成長が本当に楽しみです。いつも植樹活動の際にご協力をして頂いている、R's associateの山市輝さんが今回もご一緒に参加してくださいました。山市さん、本当にありがとうございました。
20.8℃/11.8℃2008年11月1日
夏場は葉を食べられる場面に何度か遭いましたが、秋に入り虫の被害は落ち着いてきたと思われます。ポット内の土に雑草が生えてきたので、一つ一つ抜き手入れを行いました。これから気温が段々と下がってくるので場合によっては霜よけなどの対策を考えていかなければなりません。
25.5℃/22℃2008年9月21日
前回、葉を食べてる犯人ーアオムシ見つけた為、何かよい対策はないかと悩んでいたところ、港屋園芸の丹さんよりアドバイスを頂き、木酢液を薄めて散布しました。その結果、今回の観察ではアオムシは発見されませんでした。また葉には艶が出てきた感じがしました。木酢液は殺菌効果があるほか、土壌改良としても注目されているということです。農薬は出来るだけ避けたいので、しばらくこの木酢液スプレーを使って様子をみていこうと思います。
34.5℃/26.9℃2008年8月20日
葉の長さも随分延びてきていました。ここの所、葉を食べられているのが気になっていましたが、ついに葉を食べている犯人を見つけました!とりあえず、別の場所へアオムシを引越しさせました。やはり、殺虫剤というものは即効性があるかもしれませんが、使わずなるべく自然のもので対処したいと思っています。しばらく様子をみたいと思います。
32,4℃/26,8℃2008年7月23日
夏真っ盛り。毎日暑い日が続いている為土の乾きも早く、水やりをしっかりしています。 陽射しが強いので直射日光は避け、風通しのよい場所へ移動しました。苗の生長も安定し、芽も沢山出てきました。
24℃/22℃2008年6月20日
苗を育ててから約2ヶ月が経ちました。87本あった苗は、現在50本になりましたが、この50本は安定した生長を続けています。15日から雨が一度も降らず、この日久しぶりに雨が少し降りました。
27℃/17℃2008年5月22日
夏日となり、水やりの回数も増えそうです。
15鉢が枯れてしまいました。同じ様に水をやり、同じ環境で育てている為、元々苗自体の弱い物が枯れてしまったような気がします。厳しい環境の中で育ってゆく苗が本物の木になるという宮脇先生のお話を思い出しながら苗を育てています。
鉢上げ作業2008年4月23日
辰巳の森緑道公園にて実生のタブノキを87本採取し、鉢上げを行いました。
(※採取に関しては海上公園課の許可を頂いております。)
タブノキは20m程にもなる常緑高木葉で、葉は長さ約8~15cm、幅約3~7cmで裏側が灰白色をしています。また粘液を含んでいるので見極める際これがポイントとなります。5月頃に直径1cm程の黄緑色の花が咲き、秋に直径1cmほど変球形の黒い果実が実ります。
まだ小さな苗木なので、半日陰の場所でしばらく生育します。