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NPOグリーンウェーブ 2023年度活動報告
はじめに
NPOグリーンウェーブは、持続可能な環境と地域社会の発展を目指し、今年も様々なプロジェクトに取り組んでまいりました。2023年度は特に、小松マテーレ株式会社からの依頼により、重要な活動を展開することができました。ここでは、その主な成果を皆様にご報告いたします。
1. 能登半島の土壌改良プロジェクト
今年度、NPOグリーンウェーブは小松マテーレ株式会社(以下、小松マテーレ)と共同で、能登半島における土壌改良プロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは、小松マテーレが提供する先進的な資材を活用し、土壌の質を改善することで、地域農業の生産性向上を目指しました。
- 活動内容:
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- 現地の土壌分析と改良計画の策定
- 小松マテーレの資材を使用した試験区の設置
- 地元農業法人との連携による実証実験
- 成果:
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- 土壌の肥沃度と保水力の向上による農作業環境の改善
- 農作物の収穫量と土壌品質の改善
- 地元農業法人からの高い評価
- 石川県や七尾市、能登島の農家とのリレーション作り
2. グリーンビズの普及活動
NPOグリーンウェーブは、小松マテーレが開発した環境に優しい農業資材「グリーンビズ」の普及に注力しました。この資材は、農業の持続可能性を高めるための重要なツールとして位置づけられています。
- 普及活動:
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- 東京農業大学との共同プロジェクトの実施
- 農業従事者向けの実地研修プログラムの提供
- プロジェクトの成果:
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- 東京農業大学との協力により、グリーンビズの効果が実証され、多くの農家が導入を検討
- 小松マテーレの農業振興に寄与し、持続可能な農業の普及に貢献
- グリーンビズを使用した農場での生産性向上が確認され、今後の拡大が期待
グリーンビズとの出会い
地球温暖化、ヒートアイランド現象、私たちの周りではこのようなことが起こっています。この現象は年々悪化してきており、私たちの生活に大きな影響を与えています。世界を見渡せば日々消失する森林を守り増やしていくこと、国内では今ある森林を整備し、間伐材を積極的に使うことが一番ですが、私たちは都内にあるNPOとして出来ることを常に活動しながら考えていく中でグリーンビズに出会いました。
グリーンビズは染色工場から排出される産業廃棄物を有効利用して作られたリサイクル素材で、屋上や壁面緑化、路面ブロックなどで幅広く活用できる建材です。これにより、都市環境の改善と廃棄物の有効利用を同時に実現することが可能となり、私たちの環境保護活動に新たな道を開くきっかけとなりました。
3. グリーンウェーブ 石川の活動報告
グリーンウェーブは石川県にも拠点を持ち、グリーンビズの普及活動をサポートしています。また、現在では南加賀の里山整備事業に取り組んでおります。全国的に里山の荒廃が進み、熊や猪による獣害や大雨による土砂災害のリスクが高まっています。自然の広葉樹の利活用を推進し、問題提起を行うために、東京大学KUMALABの協力を得ています。
4. 今後の展望について
新しいステージへの挑戦
16年の経験を経て、グリーンウェーブは新しいステージへと向かいます。
これまで支援してくださった企業、研究者、職人の皆様と共に、私たちは成長してきました。過去のフォーカスは木や植物でしたが、これまでの活動を通じて、私たちは土が最も重要であることに気付きました。栄養豊富な土が減少している今、グリーンウェーブは「土壌改良」(英語では “Carbon Farming” や “Regenerative Agriculture”)にも力を注いでまいります。将来の子供たちが安心して暮らせる地球を守るために、行動を起こす時が来ました。
未来へのビジョン
CO2を土に閉じ込め、栄養豊かな土を生み出し、安心安全な食材を育てる新しいサイクルを育んでいきます。私たちと一緒に、きれいな地球を取り戻す新しい取り組みを作り上げてみませんか。
まとめ
今年度の活動を通じて、多くの方々と共に歩んできたことを心から感謝いたします。NPOグリーンウェーブは、これからも環境保護と持続可能な社会の実現に向けて邁進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。